Nanapapaの耳活&タイ移住日記

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【書評】『お金は「歴史」で儲けなさい』( 加谷 珪一 著、朝日文庫)』

こんにちは、Nanapapaです。

今日は、『お金は「歴史」で儲けなさい』( 加谷 珪一 著、朝日文庫)をご紹介します。

表紙のデザインがやや古臭いですが(失礼な言い方ですみません🙇‍♂️)、とてもキャッチ―なタイトルですよね。前から気になっていた一冊です。

 

目次

 

内容(「BOOK」データベースより)

世界の富裕層を長年研究し、自らも億単位の資産を動かす投資家でもある著者が明かす、歴史から未来を透視する8つのストーリー!10回のバブル、4回の戦争、経済統制、ハイパーインフレ世界恐慌、大災害…投資は20世紀に学べ! 


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

加谷/珪一:評論家。東北大学卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は、金融、経済、ビジネス、ITなど多方面の分野で執筆活動を行っている。億単位の資産を運用する個人投資家でもある

 

本書からの学び・感想

非常に分かりやすい内容

歴史や金融という、ただでさえ難しい2つの内容を、素人でも分かりやすい表現で説明してくれています。難しいことを難しく説明している本は多いですが、難しいことを分かりやすく説明してくれる本はなかなか無いので、素人にはとても助かります。

私は、オーディオブックで聴きましたが、書籍も買って本書をじっくり読んで勉強しようと思いました。文庫版が出ており700円程で買えるので、家計にも優しく有難いです。

 

歴史は繰り返す

歴史は一定の周期で繰り返します。例えば、1929世界大恐慌→2008リーマンショック、1923関東大震災→2011東日本大震災関東大震災後の政府による国債の大量発行→東日本大震災後の政府による異次元の量的緩和施策といった具合です。いずれの時も、その後の株価指数は同じ様な動きをしています。

そうだとすれば、過去の歴史・事件として何が起こったのか?それはいつ起きたのか?を勉強して投資に活かすことができれば、今までよりもお金を儲けることができる確率が上がります(投資ですので、あくまでリスクありの前提ですが)。

 

歴史を学べばお金儲けができる

著者は、出版社に入社後、投資ファンドで働いてから独立し、自身でも億単位のお金を稼いでいます。まず歴史を学んでからその知見を活かし、実際に学んだことを実践して億り人となっているのです。つまり、本書で紹介されている法則は、机上の理論ではなく現実に応用できるということを著者自身が証明しています。

あの伝説の投資家であるジョージ=ソロスも、彼は元々哲学を学んでおり、歴史に対しても大変造詣が深く、過去の歴史からヒントを得て投資に成功した事例が多数あります。

また、私のタイでの大先輩も同じ事を言っていました。大先輩いわく、「今のタイは20~30年前の日本と似ているところがあるから、昔の日本の歴史を学んでタイで株に投資すれば、比較的簡単に儲けられる」と。当時(約10年前)の私は、投資に興味がなかったので聞き流してしまいましたが、今考えると大変勿体ない話です。。

 

最後に

歴史や金融の素人でも理解できるように、とても分かりやすく書かれている良書です。今回、オーディオブックで聴きましたが、是非、書籍でも購入して勉強したいと思います。

本日ご紹介した本はこちらです。

『お金は「歴史」で儲けなさい』( 加谷 珪一 著、朝日文庫)

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