Nanapapaの耳活&タイ移住日記

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【書評】『ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術を教えよう」(あなたの実力を全開にするレッスン)』(エリック・ベルトランド・ラーセン (著)、飛鳥新社)

こんにちは、Nanapapaです。

本日は『ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術を教えよう」(あなたの実力を全開にするレッスン)』(エリック・ベルトランド・ラーセン (著)、飛鳥新社)をご紹介します。

ノルウェーの記録的ベストセラーとなり、2年近くもランキングに入っていた本だそうです。ちなみに、人口500万人の国ノルウェーで16万部の売上を日本に置き換えれば、300万部に相当するインパクトですので、大変な数字です。

 

目次

 

内容(「BOOK」データベースより)

誰でも「ゾーン」に入れる方法があった!問答無用のカウンセリングで金メダリストや企業エリートの力を引き出す「話題騒然のメンタルコーチ」が、あなたを変える。

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ベルトランド・ラーセン,エリック
ノルウェー有数のメンタル・コーチ。軍隊で経験を積んだあと、交通事故をきっかけに自らの人生を見直し、ビジネスマンを経てメンタル・コーチの道へ。オリンピック金メダリストなどのアスリートや企業エリートにコンサルティングを行い、マイクロソフト、イケア、ボルボなどの大規業で講演

 

本書からの学び・感想

1.後半に怒涛の「学び」の連発

自己啓発本は相当な数を読んだので、本書の始めの方は割と当たり前の事が書いていて「ありきたりだなあ」という印象だったのですが(実は、そういった当たり前の事こそ、自分を振り返ると出来ていない事が多いし、大事なのですが)、後半が怒涛の学びのラッシュでした。

本書の特に素晴らしい点を一言で表すと、その「具体性」です。特に、イメージトレーニングに関する件は大変具体的で、めちゃくちゃイメージがしやすかったです。ここまで手順やその時の心情等をハッキリと表現している本を、私は読んだことがありません。

大変参考になりましたので、もう一度聞いて実践してみたいと思います。

 

2.小さな習慣の差が、いずれ大きな違いとなる

偉大な成果を達成した人と凡人の違いは、抜群の天性の才能の差があるなどといった魔法の様な話ではなく、毎日のちょっとした小さな習慣の差・違いが、いずれ大きな成果の違いとなって現れます。

ポイントは、その小さな良い習慣を選択することを繰り返すことができるかどうか。小さなよい判断・行動を13回繰り返すことができれば、習慣化できるそうです。

また、新しい行動を始めるときに重要なのは「モチベーション」が重要ですが、成果に繋げるためには「習慣化」が重要です。

本書では、いかにしてモチベーションを上げて行動に繋げるか、そしてそれを継続して成果を達成するためにはどうすれば習慣化できるか、について非常に具体的かつ実践的に方法を紹介してくれています。

今まで他の自己啓発本を読んで挫折した方も、本書を読んで(聴いて)実践していけば、今度こそは達成できるのではないかと思います。


3.第2オプションを持とう

夢を叶えるために目標やゴールに向かっている際には、「第2オプション(その夢が叶わなかった時の第2の選択肢」をあらかじめ使っておくと、夢に集中しやすくなります。

確かに、夢が1つだけ(片道切符)では、人(性格)によっては「その夢が万が一叶わなかったら・・・」と考えてしまい、不安で仕方がありません。これでは、せっかく設定した夢を叶えることにも集中できません。

そこで、あらかじめ夢が叶わなかった時の「第2オプション」を考えておくことは、決してネガティブなことではなく、夢に集中するための有益な戦略だと感じました。

 

4.自分のパワーステートメントを持とう

筆者は、「パワーステートメント」という言葉を使ってしますが、これは「自分が大事とする価値観」「ミッションステートメント」と言った言葉に言い換えられると思います。

もしくは、「ビジョン」「自分の軸」「自分が大切にしていること」など、自分にとって分かりやすい表現にアレンジしても良いと思います。

あまり堅苦しく考えずに、思いついたキーワードをメモ帳などに列挙して、その中でも特に自分にとって重要な「言葉」を選択していけばよいと思います。

自分の軸や価値観を持つことは、日常生活や仕事を行う上での指標となり、困難や問題に直面したときに必ずや役に立ってくれます。

自分のパワーステートメントを持つことによって、「ぶれない自分」を作ることができます。

 

5.言葉には力がある

「言葉には力がある」。とってもよい言葉だと思います。自分のことを一番気に変えてくれるのは「自分」だけですので、「自分に対してポジティブな言葉を使うこと」を遠慮せず、前向きにどんどん自分を励ましてあげることによって、夢への扉が近づいていきます。

 

6.1万時間の法則

仕事や英語のスキルなど、何か物事を習得するためには1000時間の学習時間が必要だという、1000時間の法則はよく聞いたことがあり、自分でもひとつの目安としていました。

しかし、アスリートや世界のトップレベルの人たちの中では、1000時間では足りず「10,000時間の法則」だそうです。毎日3時間使ったとしても10年かかる、とてつもない時間です。。

本書だけでなく、翻訳された海外の自己啓発本の中では、この「10,000時間の法則」をよく目にします。

但し、この1万時間の法則の素晴らしいのは、「10,000時間かければ、我々の様な凡人でも世界レベル!とは言わないまでも、その道の第一人者になれる」ということです。本書の中で紹介されている研究結果では、その道を究めた一流の人々の特徴は天性の才能でもセンスでもなく「トレーニングの時間の長さ」でした。

 

最後に

本日ご紹介した本はこちらです。

『ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術を教えよう」(あなたの実力を全開にするレッスン)』(エリック・ベルトランド・ラーセン (著)、飛鳥新社

 

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最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。