こんにちは、Nanapapaです。
今日は、ふろむださんの『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ご紹介します。
本書は私がオンラインで受けているビジネススクールのコーチの方が大変物議を読む本と言うことで紹介してしました。
錯覚資産とは思考の誤解、わかりやすく言うと本当の実力以上に物事がよく見えていたり、もしくは本当の実力以上に悪く見えてしまう思い違いを利用することです。
具体例を挙げますと、美男美女の営業パーソンは仕事もできるのではないかと言う誤解、白衣を着ているだけで医師や専門性を持った方のように勘違いしてしまう、有名大学卒であると頭が良くてめちゃめちゃ仕事ができるんだろうと言う勘違いなどを指します。
本書の著者が言うには、実力さえ備わっていれば絶対成功すると言うのは誤りで、世の中で成功するためには実力は1割で、残りの9割が運や錯覚資産を活用する事によって成功に導かれると主張しています。
普通に考えると、とても認めたくないような内容ですが、これが世の中のリアルな事実と言うことです。
ですので、私たちもこの錯覚資産を上手に活用することによって、周りに対してより良いイメージを与えたり、自分の実力以上の環境や仲間と一緒に仕事や活動することができ、その活動や環境の中で切磋琢磨されることによって、さらに自分のスキルを上げて、良いスパイラルを回すことができるようになっていきます。
本書の目次
・はじめに
・おいしいのは「正しいとしか思えない間違っていること」
・自分はハロー効果に騙されないと思っている人が騙される理由
・学生と社会人では人生ゲームのルールが根本的に異なる
・誰も聞こうと気づかない卑怯なやり方が最強の勝ちパターン
・運ゲーで運を運用して勝つ方法
・優秀な人間が運に左右されずに成功する理由
・食欲でも睡眠欲でもない、性欲よりもはるかに切実な欲望
・何でも悪く解釈される人とよく解釈される人の違い
・だめなやつは何をやってもダメだと言う呪いの正体
・自分の意思で選択しているとしか思えない
・成果主義と言う名のインチキゲームの裏を変えて勝つ方法
・幸運を引き当てる方法を飛躍的に高くする方法
思考の死角に潜む悪魔の奴隷から主人になる
・美しき敗者と醜悪な勝者、どちらになるべきか?
・有能な人間と無能な人間を即座に見分けられるのはなぜか?
・自分は公平だと思っているえこひいき上司の脳内
・欺瞞が錯覚を大増殖させる
・思考の錯覚のまとめ
・錯覚資産を雪だるま式に増やしていく方法
・おわりに
著者について
ふろむだ(fromdusktildawn)
のべ数百万人に読まれたブログ「分裂勘違い君劇場」の著者。
多様な業務経験を活かして、主に仕事論などの記事で人気を博す。
リアルでは複数の企業を創業し、そのうち1社は上場を果たす。
錯覚資産について、今まで漠然とは気がついていましたが、「錯覚資産」という概念できちんと意識、理解はしていなかったので、それが気づけただけでも、本書を読んだ甲斐がありました。
世の中には錯覚資産の誤った使い方を意図的にしている人がいますが、私たちは錯覚資産を上手に使って自分のスキル実力を上げつつ、周りの人たちにも良い影響を与え、みんながハッピーになるような世界を作っていきましょう。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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