こんにちは、Nanapapaです。
今日は、audiobook 聴き放題コースで今月(2022年4月)の期間限定無料図書になっていた、篠原 信さんの「自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書」をご紹介します。
いちいち細かいことまで指示しなくても、自分で考えて動いてくれる部下がいたら最高ですよね。
この本は、そんな願いを叶えてくれる一冊です。
部下が主体的に動いてくれないのではなく、実は上司がそのように無意識のうちに働きかけているのである、と言うことを気づかせてくれる一冊です。
部下育成に悩んでいる方は、ぜひご一読ください。
本書の目次
序章 三国志に学ぶ理想のリーダー像
第1章 いかにして「自発的深醸成方式」が生まれたか
第2章 上司の非常識な六訓
第3章 上司の「戦術」とは何か
第4章 配属1日目〜3年目までの育て方
第5章 困ったときの9の対処法
あとがき
著者略歴 (Amazonより)
篠原/信
国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」上級研究員。「有機質肥料活用型養液栽培研究会」会長。京都大学農学部卒。農学博士。高校を卒業後、2年がかりで京都大学に合格。大学生時代から10年間学習塾を主宰。約100人の生徒を育てた。
本業では、水耕栽培(養液栽培)では不可能とされていた有機質肥料の使用を可能にする栽培技術を研究、開発。「2012年度農林水産研究成果10大トピックス」を受賞。
内容(「BOOK」データベースより)
農林水産省10大トピックス受賞の著者による科学的マネジメントの集大成。「ほっといても成果を上げる部下」を育てる「教えない」育成塾!
耳読メモ
○マイクロマネジメントは最悪
マイクロマネジメントとは、仕事の細かい指示から始まり、結果だけでなく細かいプロセス(過程)など、いちいち細かいことまで上司(管理職)が部下を管理することです。
私はいまタイの会社で働いていますが、このマイクロマネジメントは体の会社で、日本人上司がもっともやってはいけない事の一つです(今どきは日本でもそうかも知れませんが)。
個人が幸福感を感じることのひとつに「自分で決められること」があります。
マイクロマネジメントをされると、自己決定の機会が失われ、幸福感が下がりますし、自主性も阻害されます。
また、部下が思考停止、指示待ち状態になってしまいます。
○失敗時の対応
部下が失敗したときの対応によって、部下が自分の頭で考えて動くようになるか、指示待ち人間になるかが変わります。
怒るか、感謝か。どちらがその後の部下の成長につながるかは火を見るよりも明らかです。
○答えを教えない
「答えを教えてしまうと、部下が自己効力感を味わえない」
「安易な指示は、底の抜けたバケツ」
自ら考え動く部下を育てるためには、上司自らがもっと勉強しなくてはならないと感じました。
特に、傾聴やコーチングのスキルを上司はもっと磨くべきだと思います。
大日本帝国海軍の連合艦隊司令長官であった、山本五十六さんの教育に関する名言は、時代や空間を超えて役立ちます。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
○自分がやったほうが早い病
優秀なプレイヤーが優秀な上司、優秀な管理職になれるとは限りません。
逆にプレイヤー時代に優秀だった上司、管理職ほど、部下に仕事を教えたり任せるよりも自分でやってしまったほうが早いので、ついつい仕事を抱えてしまう傾向にあります。
しかし、それでは部下は自分で考えないところが育ちません。
自分の頭で考える部下を育てるために最も重要なことの1つは、「我慢」だと思います。
上司は粘り強く我慢して部下に仕事のやり方を教える必要があります。
そうすることによって上司も自分の時間ができ、自らのスキルアップや会社、チームのためによりクオリティーの高い仕事に時間を集中することができるようになります。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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