こんにちは、Nanapapaです。
今日は、今村 翔吾さんの「じんかん」紹介します。
オトバンク社のaudiobook.co.jpで、今月限定の無料本にアップされています(聴き放題コース限定)。
自分の読書の幅を広げるために、オーディオブックの毎月限定無料版は欠かさず聴くようにしているので、試しに本書を聞いてみたところ、とても面白かったです。
普段私は歴史小説はあまり読まないのですが、今村さんの「じんかん」は個人的には、司馬遼太郎さんや宮城谷昌光さん以来の久々の大ヒットです。
歴史物は、様々な登場人物が出てきて、それぞれの心理描写や心の動き、考え方などを学ぶことができるので、若い方には特にオススメです。
本書の目次は以下の通りです。読書をする前に表紙や帯書き、目次やはじめになどを読むことによって、本の全体像やテーマがイメージすることができ、読書の効果をより高めることができます。
本書の目次
第1章 松籟の孤児
第2章 交錯する町
第3章 流浪の聲
第4章 修羅の城塞
第5章 夢追い人
第6章 血の碑
第7章 人間は告ぐ
本書の著者の略歴は以下の通りです。
まだお若いのに破竹の勢いの大活躍で素晴らしいなと思います。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。
デビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社文庫)で2018年、第7回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。
同年、「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞(刊行時に『童の神』と改題)。
19年『八本目の槍』(新潮社)で「週刊朝日」歴史・時代小説ベスト10の第1位に選ばれた。
また、同作は’20年、第41回吉川英治文学新人賞を受賞した。
本書のストーリー概要は以下の通りです。
時代は戦国春秋時代。織田信長に使えていた武将、松永久秀が主人公です。
武将と言っても、もともとは商人の子だったのが、幼い頃に足軽に両親を殺され、弟と2人で物乞いの様な生活をしながら暮らしていた。
それがある時、子供の追い剥ぎ団の仲間に加わって以降、彼の人生が変わり、最後には兄弟で大名にまで上り詰めました。大出世ですね。
そんな1大名のサクセスストーリーと思いきや本書の読むところはそこではありません。
ネタバレになるので詳しくは触れませんが、希代の大悪人と呼ばれた松永久秀に隠された謎、彼の素晴らしい人柄がありありと描写され、一気に小説の世界へと引き込まれていきます。
内容(「BOOK」データベースより)
民を想い、民を信じ、正義を貫こうとした青年武将は、なぜ稀代の悪人となったか?
時は天正五年(一五七七年)。ある晩、天下統一に邁進する織田信長のもとへ急報が。信長に忠誠を尽くしていたはずの松永久秀が、二度目の謀叛を企てたという。
前代未聞の事態を前に、主君の勘気に怯える伝聞役の小姓・狩野又九郎。
だが、意外にも信長は、笑みを浮かべた。やがて信長は、かつて久秀と語り明かした時に直接聞いたという壮絶な半生を語り出す。
私の中では久々に大ヒットだった歴史小説でしたので、久しぶりに歴史小説熱が高まってしまいました。
また、話は変わりますが、こういった楽しい小説こそオーディオブックで聴くと脳が活性化し、想像力や集中力が磨かれます。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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