こんにちは、オーディオ研究家のNanapapaです。
本日は、audibleで聞いた「読書を仕事につなげる技術: 外資系コンサルが教える」(山口 周著)をご紹介します。宜しくお願いします。
◾️本書の目次◾️
ちょっと長いですが、目次から本の内容がざっくり分かる、つまり自分にとって読むべき本かどうかが分かりますので、掲載します。さらっと読んで、気になる箇所がいくつあるかご確認ください。
第1章 「仕事につなげる読書」6つの大原則
原則1 成果を出すには「2種類の読書」が必要
原則2 本は「2割だけ」読めばいい
原則3 読書は「株式投資」と考える
原則4 「忘れる」ことを前提に読む
原則5 5冊読むより「1冊を5回」読む
原則6 読書の「アイドルタイム」を極小化せよ
第2章 【ビジネス書×何を読むか】ビジネス書は「これだけ」読めばいい
2 本当に読むべき71冊「ビジネス書マンダラ」
3 「古典の解説書」は「古典」の代わりにならない
4 新刊ビジネス書は9割が「○○本」
5 ベストセラーは1冊たりとも読まない
第3章 【ビジネス書×どう読むか】古典には読む「順番」がある
1 抜粋や読書ノートはつくらない
2 「わからない」場合は10ページ飛ばす
3 「ビジネス書マンダラ」は中心→外側の順で読む
4 ポーターだけを読んで戦略論を語るな
5 まずマンダラの中心を読み、人生戦略を描く
6 筆者が電通を辞めようと決意した理由
7 30代~40代でマンダラの2階層目まで踏み込む
Column①外資系コンサルの「超速インプット」読書術
第4章 【教養書×何を読むか】好きな本を読んで「ライバルと差別化」する
1 仕事の「難問」には、教養書が効く
2 9割の普通の人と1割の成果を出す人の差
3 何を読むか? 教養書、7つのカテゴリー
4 まずは「定番」×「面白そう」から始めよう
5 本との相性のチェック法
6 他人と違うインプットが差別化につながる
7 教養書の読書は「短期目線」でいい
8 「ここには何かある」という感覚を大事にする
9 「自分をプロデュースする」つもりでテーマを決める
10 読むことで自分を知る
11 「知の巨人」を目指すのはとんでもなく非効率
第5章 【教養書×どう読むか】情報の「イケス」をつくれ
1 有益な本も、「読みっぱなし」では仕事につながらない
2 知識を仕事の成果につなげる方法
3 「抽象化」できない人はただの物知り
4 忘れてもよい「仕組み」をつくれ
5 本を「ノート」だと思ってどんどん書き込む
6 線を引く3つの道具──赤ペン、ダーマト、蛍光マーカー
7 外資系コンサル流「3回読み」読書術
8 【1回目 線を引く】気になった文章全体に、線を引く
9 【2回目 5つ選ぶ】線を引いた箇所に優先順位をつける
10 【3回目 転記する】仕事への「示唆」を書き出す
11 【3回目 転記する】転記は「エバーノート」が最強
12 【3回目 転記する】イケスにテーマを設定する
13 何度でも、何度でも再読する
第6章 「書店を散歩する」技術
1 書店は「知らない棚」をブラブラする
2 「大好きな本」の周りの棚を見る
3 「棚のカテゴリー」にとらわれない
4 偉人伝と「私の履歴書」はお宝
第7章 「本棚」で読書を仕事につなげる
1 読了本と読みかけの本は「混ぜるな危険」
2 読みかけの本は積ん読タワーに「盛る」
4 「スキマ」が運命の1冊を引き寄せる
5 本棚は「死火山」ではなく「休火山」にする
6 判型ではなくテーマごとに「棚」をつくる
7 発想を変えたければ本棚の配列を変えよう
◾️著者について◾️
著者は、外資系コンサルタントの山口 周さんです。学生時代に美術を学ばれ、それから広告代理店→外資系コンサルタントへと転職された、いま話題のコンサルタント兼ベストセラー作家など、数々の肩書きも持つ今話題のインフルエンサーです。
私が参加した読書会の方が仰っていたのですが、「山口周さん縛り」(山口周さんの本に限定した読書会)の読書会もあるとのことです。
以下は、Amazonのホームページからの引用です。ご参考になさってください。
山口/周
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修了。電通、ボストンコンサルティンググループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞
◾️耳読感想文◾️
オーディオブックを聴きながらメモした感想をまとめました。ご参考になさってください。
●読書で何を学ぶか
・読書で「基礎力」と「個性」を磨くことが大事
・規定演技と自由演技→ビジネス書と教養書→狭く深くと広く浅く
●山口流本の読み方
・目次を見る
・エッセンスの2割を読んで、後は捨てる→読書の基本は「拾い読み」
・読書は「消費行為」ではなく「投資行為」→せっかくだから全部読もう、はコストの無駄→サンクコスト
・忘れることを前提に読む→記憶に頼らない
・5冊読むより、1冊を5回読む
・10冊以上、同時並行で読む→アイドルタイムの狭小化
●山口さんオススメ本
・ビジネス書マンダラ→読む順番は中心からから外側に向かって
・読書ノート不要→本がノート。必要な情報は、Evernoteなどに記録・保存
・哲学、心理学、歴史などのリベラルアーツも大事
●読書に対するマインド
・いかに他人と違う情報を、インプットするか
・とりあえず収集→何かあったときに役に立つ
・どうやったら読んだ本を忘れてもいい仕組みを作れるか→どうやったら忘れないか、は筋が悪い
●3回読みで情報のイケスを作れ
・3回読み読書術→①探す、②5つ選ぶ、③転記する、④思考を広げる
●山口流本棚活用術
・本棚の組み合わせを変えて、アイデア創出のヒントとする
◾️まとめ◾️
本書は、美術を学んだ後、会社員やコンサルタント経験を経た経歴の方が書かれた、バランスの取れた読書術が書かれています。ですので、好き嫌いなく、どなたでも得るものや学びの多い一冊だと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
Audiobook.jpの無料体験はこちら:オーディオブック配信サービス – audiobook.jp