こんにちは、オーディオ研究家のNanapapaです。
今日は、「自分に合わないと感じた本と出会った時の対応方法」について紹介します。宜しくお願いします。
はじめに結論を言ってしまうと、自分に合わない本に出会った時の対処法は簡単で、「今すぐ本を閉じて読むのを止めること」です。
「そんなこと、わざわざブログに書くなよ!?」と感じるあなたはごもっともなのてすが、私にとっては初めての経験で、とても勇気のいる行動でした。
ちなみに、今回挫折しまったのは、こちらの本です。
平岡 祥孝著「リーダーが優秀なら、組織も悪くない チームの成果を最大にするミドルの力」
第2章(全5章です)に入ったところで挫折し、読むのをやめました。
といっても、この本、とっても良い本だと思います。Amazonのレビューでも四つ星評価でしたので、読者の方々の評価も高く、とても勉強・参考になる本だと思います。
では、
- なぜ自分は途中で読むのをやめてしまったのか?
- 本は最後まで読むべきか?途中でやめるべきか?
- そもそも最初から最後まで読む必要があるのか?
このあたりについて、私なりの意見をご紹介したいと思います。
◾️なぜ自分は途中で読むのをやめてしまったのか?
せっかくお金を出して買った本を途中でやめまうなんて、お金がもったいないと思いませんか?
貧乏性な性格のせいか、私は、いままでは買った本は基本的に全部、最初から最後まで読まないと気が済まないタチでした。
しかし、今回のケースでは
- 本書で紹介されていた様な事例、例えば、部下ではなく上ばかり見ているヒラメ上司や、足の引っ張り合いが横行している職場。この様な、いわゆるブラック職場のケース事例は、いまの自分には必要ない。(私の今の職場は割とホワイトな職場)
- 本書では、課長などのミドルマネジメントのリーダーシップについて書かれている(様です)が、リーダーシップ論については、これまでに多くの本を読み、実践してきて、自分なりにの型や成功事例がある程度確立している。
- 昔の私なら親身になって読めたが、今の私は、そもそもその様なブラックな上司や職場からは即離れるべきではないか、つまり極端な言い方をすると無駄なことに時間を使わず、すぐに転職すべきではないか
と考えた結果、まだ全5章中の第2章に入ったばかりでしたが、読むのをやめてしまいました。
弁護士の伊藤真さんが、著書「夢を叶える読書術」(サンマーク出版)の中で
- 世の中に悪い本というものはない
- どんな本でも何か学びがある
- 途中で挫折してしまう本というのは、ただ読み手の状況やタイミングが合わなかっただけ
という趣旨のお話をされていらっしゃいましたが、「まさにその通り!」だと思いました。
- 私は本書に書かれている様なブラックな環境にいない幸せ者なんだ
- 本に書かれていることが当たり前と思えるくらい、今までの読書の成果が出ているんだ
- 会社に寄りかからず、もっと自律して個の力をアップさせ、会社に貢献するんだというマインドを持てる様になったんだ
といった事に気がつかせてくれたことが本書から得た学びであり、その時点で続きを読むのは止め、もっと自分にとって今必要な本へ移行すべき、との結論に至りました。
まだまだ道のりは長いですが、自分も読書力も少しは上がったかな?と思えた一瞬でした。
◾️本は最後まで読むべきか?途中でやめるべきか?
ということで、賛否両論あると思いますし、正解もありませんが、現時点での私の結論は
「今の自分には不必要、合わない」と思った時点で、迷わず続きを読むのはやめるべき
です。
人の一生は限られていて、時間は有限ですので、限られた時間を有効に使うべきだからです。
「サンクコスト(埋没費用)」という概念がありますが、「せっかくこれだけ時間をかけたのだから」「いままでかけた時間が無駄になるから」最後まで読もうと考えることこそ資源の無駄遣いです。
【参考】サンクコストとは(コトバンクより引用)
投資、生産、消費などの経済行為に投じた固定費のうち、その経済行為を途中で中止、撤退、白紙にしたとしても、回収できない費用をさす。経済学の概念であり、「埋没費用」と訳される。個人
◾️そもそも最初から最後まで読む必要があるのか?
読書をするとき、もそもそ最初から最後まで通しで読む必要はあるのでしょうか?
これについては、明らかな正解はなく、読書の目的によると思います。
余暇を楽しむための小説であれば、最初から最後まで通しで読まないとストーリー展開が分からなくなってしまいます。
他方、仕事で役立つスキルを身につけるためにビジネス紹介を読むのであれば、最初から最後まで通しで読むのも有りだと思いますが、それよりも限られた時間を有効に使うため、つまりコスパを上げるためには、スキミング、いわゆる拾い読みが有効だと思います。
◾️まとめ
- 今の自分に合わない、必要ないと感じた本は、すぐ読むのをやめた方が、時間を効果的に活用できます。
- ただし、それは「今の自分にとって必要ない」というだけで、世の中に無駄な本はなく、どの本からも学ぶべき点があるんだ、というマインドを持つと、読書がもっと楽しくなります。
- 余暇を楽しむための小説は通読、スキルアップのためのビジネス書は払い読みがオススメです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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