こんにちは、オーディオ研究家のNanapapaです。
今回は、トレーシー・カチロー著『いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55―――IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法』をご紹介します。宜しくお願いします。
本書を読んだきっかけは、わたし自身が子育てで悩んでいたからです。
我が家は、私が43歳、スーパー・ハイテンションなタイ人嫁が37歳の時に、はじめての娘のナナを授かりました。
やや高齢出産であったことと、はじめての子供だったので、不安だらけ。相談できる知り合いもあまりおらず、試行錯誤の毎日でした。
娘が生まれて間もない頃、毎日夜泣きが激しく、『何でかな』と思って医師へ相談したところ、ミルクが少なすぎでした。
母乳を与えすぎてオーバーフィッティングになるのを恐れすぎ、逆にミルクを与える量が少なすぎて、栄養失調ぎみでした。
毎晩、うちの娘はお腹が空いて、ひもじくて、泣いていたのです。笑
今となっては笑い話ですみますが、『子育てって本当に大変だな』と思い知らされたエピソードでした。
そんなきっかけで本書を購入したのですが、実は「積読本」になってしまい、うちの娘も、もう3歳になってしまいました。
産まれてから3歳までの間、子育てに奮闘してくれたのは、私ではなく「妻」です。
もともと妻は、中華系のタイ人。しかも超貧乏家庭で大変厳しく育てられたので、彼女がしっかり娘を育ててくれました。
ということで、今となっては、私が本書を読む意味はそれほど高くないかも知れませんが、何か家族のために役立てることはないかと思い、耳読しました。
またまた前置きが長くなってしまいましたが、以下、私が独断と偏見でチョイスしたフレーズと感想をご紹介します🙇♂️
◾️「結果」ではなく「頑張り」を褒める
・ハイハイができるようになったとか、1人で服を着替えられるようになったとか、何か新しいことができるようになった時などには、「結果」ではなく「頑張り」を褒めてあげた方が、粘り強く、やりきる力のつく子供に育つそうです。
・私生活で、ついつい「Good Job!!」とか言って、結果を誉めてしまうことが多かったので、これからは頑張った行動時代を褒めるように気をつけたいと思います。
・その場合、日本語だと「よくがんばったねえ!」とか「あきらめずに、最後までがんばったねえ!」とか、そんな感じでしょうか。ちなみに、うちの娘は主に英語とタイ語しか通じないので、「good efforts!!」とか「good challenge!!」「good try!!」などといった感じでしようか。早速、実践してみたいと思います。
◾️言葉のシャワーを浴びせる
・これは前から、うちの妻や医師、幼稚園の先生(うちの娘は1.2歳から幼稚園に通っていました、早すぎ、、)から言われていたことなのですが、普段、無口な私は、何を話していいか分からず、あまり娘に話しかけられませんでした。
・他方、妻は、臆することなく、思いついたことを次から次へと、一日中、娘に語りかけていました。
・父と母では子供と一緒に過ごせる時間の違いもありますが、結果、娘はタイ語と英語は話せますが、日本語はほとんど話せません。
・子供が理解しているかどうかは気にせず、次々と言葉のシャワーを浴びせる重要性を、身をもって体験しました。
◾️セミリンガル→科学的根拠なし
・小さな頃から複数の言語を教えると、どれも中途半端になってしまう、いわゆるセミリンガル現象については、私の様に国際結婚夫婦や、子供をインターナショナルスクールに通わせたい親御さんには、心配なことの1つだと思います。
・我が家もまさに同じ状況で、うちの娘は、英語、タイ語、日本語の3カ国語を勉強させています。
・本書を読み、セミリンガルに科学的根拠がないということを聞いて、少し安心しました。
・実際、うちの娘は、3歳を過ぎたあたりからメキメキとタイ語、英語が上達しています。
・まだチャンスはあると思うので、課題の日本語についても、言葉のシャワーを浴びせ続けたいと思います。
◾️寝る前のやること写真リスト
・本書で、子供が寝る前にやることをチェックリスト化すること、特に文字ではなく写真でチェックリスト化することを紹介していたので、ぜひやってみようと思いました。
・うちの場合は、
- ミルク
- 歯磨き
- おしっこ
あたりかなと思います。
・たまに寝る前のおしっこを忘れて、おねしょをしてしまうことがあったので、写真チェックリストがあれば、分かりやすくて忘れなくそうです。
◾️他人の手を借りずに子育ては不可能
・特に、責任感の強い方や、(あくまで一般論ですが)日本人には、「子育ては自分でやらなきゃ」と思っている方が多いのかも知れません。
・私の母から、「私と弟が小さかった頃、頼れる人がおらず子育てが大変だった」という話を、何度か聞いたことがありました。
・あくまで私の意見ですが、「他人に頼るのは良くない」とか「迷惑かけてはいけない」と思うのは、思い込み・誤解で、(人にもよるかも知れませんが)頼られて悪い気はしない人も多いのではないかと思います。
・私の妻はタイ人です。タイ人が一般的にそうなのかは確証ありませんが、娘が生まれたばかりの頃は、メイド兼ベビーシッターを雇ってました(日本と比べタイは格安なのですが・・)。また、生まれたばかりこ頃は、車で6-7時間かかるところに住んでる親戚にお願いして、1ヶ月くらい住み込みで赤ん坊の世話を手伝ってまらっていました(「よく来てくれたな」と思いましたが)。
・金銭的に苦しくなってからは、メイドはやめて、お掃除ロボット(ルンバとブラーバ)を活用してました。「人に頼みにくかったら、機械の力を使えばいのか」と感心したものです。
◾️「ダメ」を言わずに「共感する」
・恐らく誰しもがついつい子供に言ってしまうひとこと。それが「ダメ」(我が家の場合は「No」)だと思います。
・専門家の指摘を受けなくても何となく言わない方がいいとは分かるのですが、なかなかやめられません。
・こういった読書の機会がせっかくのチャンスなので、自分なりに考えてみると、大人の私たちだって言われたら嫌ですし、モチベーションが下がりますよね。
・今後は、ダメは禁止にして、「なぜ娘はその様なことをやってしまうのか」共感する様に努めつつ、もっと子供が腹落ちする、モチベーションが上がる様なコメントをしてあげたいと思います。
◾️子供の前でスマホをしない
・これもついついやっちゃいますよね。大反省です。
・身近にあると、ついつい見てしまうので、子供と遊ぶときはスマホは持ち込まないとルール化するしかないかなと思います。
・ひいては、自分にとってもデジタルデトックスタイムになるので、一石二鳥と考えたいと思います。
・AIやITの時代だからこそ、親と子供のリアルな交流が大事です。
本書を書き始めてすぐに、『新生児向けの本なので、読むのがちょっと遅かったかなあ』とも思ったのですが、そのまま読みただけたら、3歳児の娘にも役立ちそうな内容が多く、とても参考になりた。
上記でご紹介した内容を、1つでも2つでも実践して、家族の幸せに貢献できたらいいなと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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