マッサマンカレーは、タイ南部の郷土料理であり、世界的に有名です。
その起源については諸説ありますが、一つの説では16世紀にアユタヤ王朝を訪れたペルシアの使者や貿易商によってタイ中部で生まれたとされています。
もう一つの説では、アラブ人の貿易商人が起源であるとされています。
マッサマンカレーは、CNNGoの「世界の美味しい食べ物ベスト50」で一時期1位に選ばれたことがあります。
この料理はタイ全土の家庭で食べられているわけではなく、タイ国内でも食べたことがない、または知らない人もいるほどです。
レシピに関しては、マッサマンカレーはジャスミン米と共に食べられることが一般的で、辛さと酸っぱさ、そして濃厚で上質な甘さが特徴的です。
本格的な自家製マッサマンカレーペーストのレシピには、乾燥スパイスとしてメース、ナツメグ、グリーンカルダモン、黒胡椒(粒)、クローブ、カルダモン、八角、クミン、コリアンダー(粒)、シナモンなどが使われます。
また、フレッシュスパイスとしてガランガル(タイ生姜)、アカワケギ、ニンニク、大きい唐辛子なども含まれています。
ただし、家庭でマッサマンカレーペーストを作るのは非常に手間がかかるため、市販のマッサマンカレーペーストの使用が推奨されています。
なお、マッサマンカレーは、ココナッツミルクを使ったレシピの一つで、濃厚な味わいが特徴です。東京都内では、グリーンアジア 六本木ヒルズ、JIM JUM、ガパオ食堂 渋谷などで本場の味を楽しむことができます。