海外駐在員としての生活は、新しい文化や言語、ビジネス環境に適応する挑戦を含んでいます。
成功を測るための重要なメルクマールを、海外勤務12年のわたしの経験もふまえて、サクッとまとめます。
1. 外国語を話している時間はどのくらい?
海外駐在員としての成功の大きな要因は、現地の言語にどれだけ慣れ親しんでいるかにあります。
外国語を話す時間は、その言語への習熟度を示すバロメーターとなります。
毎日、どれだけの時間をその言語で過ごしているかを振り返ってみましょう。
例えば、会議、プレゼンテーション、日常会話などで積極的に使用している時間はどれくらいあるでしょうか?
また、言語能力向上のために個人的に投資している時間も、成功を測る重要な指標となります。
2. 外国語の資料作成時間はどのくらい?
海外での仕事では、現地言語での資料作成が求められます。
どれくらいの頻度で外国語の資料を作成しているか、または日本語の資料を外国語に翻訳しているかを考えてみましょう。
資料作成の過程では、専門用語の使用や文化的なニュアンスの理解が重要となります。
これらの活動は、現地のビジネス文化と言語に順応しているかどうかを示す良い指標です。
3. 外国語や文化の学習はどのくらい?
海外駐在員として成功するためには、ただ言語を理解するだけでは不十分です。
その国の文化、習慣、歴史についての理解も必要です。
週にどれくらいの時間をその国の言語や文化を学ぶことに費やしていますか? これには、公式な語学クラスの受講、現地のイベントへの参加、地元のニュースやメディアのフォローなどが含まれます。
現地の文化や社会に深く根ざした理解を持つことは、ビジネスにおける洞察力を高め、成功への道を開きます。
まとめ
海外駐在員としての成功は、言語能力だけでなく、文化的適応能力にも依存します。
自身がどれだけ現地の言語を話し、資料を作成し、文化を学んでいるかを評価することで、自分の成長を見つめ直し、さらなる成功に向けた道を切り開くことができます。
これらのメルクマールを定期的に見直し、必要に応じて改善策を講じることが重要です。
上記の3つのメルクマールが海外駐在員として活躍する要素のすべてではありませんし、役割によっても異なる部分もあります。
しかし、もしあなたが海外で一日のほとんどを日本語だけ話したり、日本語の資料やメールばかり作っているとしたら、あなたの一日は現地会社や現地社員にとっては1ミリも役に立っていない、貢献していないかも知れません。