Nanapapaの耳活&タイ移住日記

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【書評】『不幸になる生き方 』(集英社新書)勝間和代著

こんにちは、Nanapapaです。

今日は、最近、読んだお薦めの本をご紹介します。

勝間 和代著『不幸になる生き方 』(集英社新書)です。

不幸になる生き方 (集英社新書)

不幸になる生き方 (集英社新書)

  • 作者:勝間 和代
  • 発売日: 2010/06/17
  • メディア: 新書
 

 

◾️目次

  • 本書のあらすじ・内容
  • 読書メモ
  • To Do(今後、実践すべきこと)
  • 最後に

 

◾️本書のあらすじ・内容

本書のあらすじ・内容は、以下の通りです。

(以下は、Amazonから引用させて頂きました。)

 

不幸への道を知り、幸福をつかむ 7つの法則

①有責の法則、②双曲の法則、③分散の法則、④応報の法則、⑤稼働の法則、⑥内発の法則、⑦利他の法則
この本のゴールは、不幸になる生き方のパターンを知り、それを徹底的に避ける技術をあなたに磨いてもらうことです。幸福を呼ぶ行動習慣を身につけて、不幸な日々から脱出したという勝間和代が、「自分の軸」を持って人生を生きるための技術のすべてを公開。哲学的に考えこむより、幸せを呼びこむ習慣を実践することが人生を好転させる何よりの近道という渾身の一冊、幸福の技術指南書!

 

◾️読書メモ

自分にとって役に立ちそうな箇所をメモしました。

 

●全体理論編

・人生のコントロール権とは、「自分の名前のもとに、自立していること」
・他責の人は約束を守らない。→小さな約束を徹底して全て守ることが重要。
・「悪いことがあったときに人のせいにしない。裏切られても騒がない。いいことがあっても威張らない。」。こんな良好な人間関係が保障されて、どんどん幸福になっていく。
・他責の人は、他人を批判し、時には本当に引きずり下ろそうと実力行使に及ぶ。


●裁量の無さが生む不幸

・5つの幸福とは、

①プロセスの充実度→「時間密度」

②結果に対しての精神的な報酬→「手応え実感」

③その結果を自分の内面から肯定したときに湧いてくる「自尊心」

④外側から他人が認めてくれること→「承認」

⑤「裁量の自由」


●リスクをとって報われる社会かどうか

・日本を不幸にする原因は、みんながリスクを避けることで、リスクをとる人が足を引っ張り合い、頑張ったことが報われない。
既得権益が強すぎて、それを打ち破ろうてリスクをとった人が報われないどころか、十分な報酬が与えられず、しかも下手をするとみんなに足を引っ張られるということに帰着。


●自責的な人は、「じゃんけん、じゃんけん、またじゃんけんができる」

・強い人はミスをしない人。小さなミスをしながら、ミスをしない技術を学んだ結果、大きなミスをしない人。


●他責的な人にとって、周りは「奴隷」

・対人関係を持とうとするのは、自分にかわって現実のトラブルを処理してくれる「奴隷」か、自分のプライドを満たしてくれる「ファン」。

・役割を停止すると、容赦なく関係を切り捨てる。


●客観視の重要性と落とし穴

・声の大きい人の意見には気をつけろ。つい信用するがなんの根拠もない。自分の欠点を見ないようにしている人の都合のよい理屈。

 

①有責の法則(自己採点2/5点)

・会社にしがみつく人は、いざ転職しようとしても、スキルがない社畜。会社がクラッシュすると、自分の人生も終わり。
・ハンドルを手放さず、上手にキャリアを構築すると幸福になる。


●人生のリスク管理・3つのステップ

1. リスクを洗い出す。しかしリスクはゼロにできないと知る。
2. リスクをとって得られるリターンが、十分かどうかを考え、さらに今の自分でとれるリスクがどうか質と量の両方の観点から考える。
3. リスクの制御の方法を考え、実行中は今、起きている状況にモニターを怠らない。


●小さなリスクをとって、チェンジすることを当たり前の感覚にする。

・まずはローリスクの小さな事柄で始める
・リスクをとった総量が成長の力に比例する
・リスクをとる訓練を始める=交渉する力、自分の行動で自分の環境が変わる。


●アクション・プラン

・小さな約束を徹底的に守る。

 期日を守れない人→管理能力のなさ、リスク管理の甘さ。
・迷った時は、リスクの高い方を選ぶ
 独立して上手くいくコツはリスクを取る事。普段から訓練が必要で、例えば、買い物でも、もし迷ったらリスクの高い服を選ぶ。
・日常の中のリスクを点検し、リターンと比較する。

 

②双曲の法則(自己採点4/5点)

●三日坊主は人生全体を不幸にする

・将来の利益のため、目先の快楽を我慢できるかどうかが、長期の幸福と不幸を分ける。
・我慢強い人が幸せになる。
・ex. 長期の幸福=英会話、資格取得の学習、トレーニングジムvs目先の快楽=ドーナツ、ケーキ、タバコ、酒。
・禁酒すると、健康な生活を手に入れただけでなく、お酒を飲むのに費やしていた時間を取り戻せる。


●意思の強弱は双曲割引率の違い

・意思の強い人と弱い人の違いは、将来の価値に対する割引率の違い


●割引率を下げれば、タバコはやめられる

・将来の見返りを不当にディスカウントしてしまう、
・タバコ1本吸うと寿命が5:30縮まる(英国王立内科医学会データ)
・喫煙者は30%自殺リスク上がる(厚労省データ)

 

●10分、10ヶ月、10年スパンで考える

・参考図書『10-10-10』(スージーウェルチ著、講談社)


●自分を客観的に見ることの重要性

・人間は目先の自分を可愛がってしまう。
・メタレベルの自分を設定することで、目先の自分と将来の自分を等価に考える癖をつける。
・それが我慢強さを身につけるためには不可欠


●アクション・プラン

1. KPIにプラスになる良い習慣、マイナスになる悪い習慣を決める。
2. よい習慣を続ける仕組み、悪い習慣を遠ざける仕組みを導入する。
3. 進捗の悪い仕組みは見直して、新たな仕組みを取り入れる
4. 四半期が終了したら達成度を評価する。達成度に応じて、次の四半期の目標に変わりがないか確認し、次の四半期の具体的行動計画を立てる。

 

③分散の法則(自己採点3/5点)

●人生の不確実なリスクを分散投資でコントロールする

・金融投資の鉄則「リスクを分散して投資せよ」
・不確実なリスクと上手に付き合うためには、自分のエネルギーや時間を意識的に分散して、投資していく必要がある。例えば、仕事、家族、友人関係、趣味、社会貢献など。
・不幸な人にありがちなのは、ワークとライフを対立概念として捉えてしまう。両者は対立どころか相互に補完しあうもの。
・人から感謝されないと、なかなか稼ぐことができない→「お金は感謝の表れ」


●アクション・プラン

・手帳を活用して、多様な要素に時間配分してるかチェックする。ex. 自分の能力開発に使う時間、家族や友人と過ごす時間を事前に書き込む。
・not todoリストを作る。
・時間節約に役立つ家電に詳しくなる。

 

④応報の法則(自己採点5/5点)

 

⑤稼働の法則(自己採点3/5点) 

・ずぼらな人は、不幸な人
・行動コストを下げる環境を作る。

 「面倒だ。」「後でいいや。」を無くす。★


●習慣化は行動コストをゼロに近づける。

・マメな人になれ。
・マメな人の多くは、気づきから様々な行動に至るまでのプロセスが習慣化されている。
・マメな人は明るくて幸福な人がほとんど。


●アクション・プラン

・「SMART」で目標設定
1. シンプルにするsimple
2. なるべくすうじにするmeasurable
3. 少し頑張れば達成できることにするachievable
4. 成果が測れるものにするresult-based
5. 期限を区切るtime-oriented


・メールの受信ボックスを空にする。

メールや電話の用件が溜まると、行動コストが高くなる。

貯めずに一定時間内にすぐ返信。既読のメールボックスも受信ボックスに溜め込まず、フォルダ分けが理想。スマホでいつでも返信できる体制を整えておけば、行動コストが大きく下がる。

電話も即レス。着歴があったら、発見した途端にコールパック。

 

⑥内発の法則(自己採点3/5点)

・内発の法則とは、他人による評価ではなく、自分の内側に確固たる軸を持って生きる人は幸福である、ということを理解すること。
・自分の中にブレない軸を持っていれば、行動の結果に違和感があったときに、修正がききやすくなる。


●不得意なものを比べず、強みを伸ばす。

・自分の中に軸を持つためには?→不得意なものに時間をかけすぎず、自分の強みを活かすことに集中する。


●強みの発見が自分比の幸福へつながる

・自分比の幸福とは、自分の中だけで完結する幸福のことではない。自分の軸をしっかりと持って、他者と関わり、幸せを共有すること。


●3割の継続投資が人生の選択肢を広げていく

・自分の得意分野や強みを発見したならば、そこにエネルギーや時間を集中投資して、能力を高める。
・10割のエネルギーのうち、3割は意識をして自分の能力教科に注ぐ。


●アクション・プラン

・ミッション・ステートメントを作る。 : 長所や強みを伸ばして、人生の選択肢が広がったら、自分が達成したいミッション・ステートメントを書き出す。自分の人生を賭けて達成したい理想のイメージ。

 

⑦利他の法則(自己採点4/5点) 

●周囲への貢献が自分にいつか返ってくる。

・自分が能力を活かして人を助ければ、今度は助け返してもらえる。


●ウッフィーの世界がやってくる

・『ツイッターノミクス』(タラ・ハント著、文藝春秋)
・これからの世界は、他者からの信頼こそが経済的利益の厳選になる。

 

◾️まとめ

・なぜ一人一人が自分の幸せを追求することが必要なのか?→それは、自分が幸せでないと、人を幸せにする余裕がないから。

 

◾️To Do(今後、実践すべきこと) 

本書を聴いて学んだことを実生活に活かすべく、以下を実践したいと思います。

 

  • 小さな約束を徹底的に守る。
  • KPI管理を実践
  • 手帳活用、多様な要素に時間配分してるかチェック
  • メールや電話のレスを早く
  • 3割の継続投資

 

◾️最後に 

本日、紹介した内容の中から「自分も取り入れてみようかな」と思ったものが1つでもありましたら幸いです。ぜひ試してみてください。

 

また、興味を持たれた方は、実際に本書を聴いてみてください。

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ご精読ありがとうございました🙇‍♂️