こんにちは、Nanapapaです。
今日は、最近、audiobookで聴いた本を紹介します。
香山 リカ著『しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』 (幻冬舎新書)です。
◾️目次
◾️本書の内容・著者紹介
本書の内容・著者紹介は、以下の通りです。
(以下は、Amazonから引用させて頂きました。)
●内容
平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」こそ最大の幸福だと、今、人々はやっと気がついた。雇用、医療、介護など社会のセーフティネットは重要だけれど、自分の外に求めるだけでは、人生はいつまでも満たされない。「ふつうの幸せ」を手に入れるには、「私が私が」という自慢競争をやめること。お金、恋愛、子どもにしがみつかないこと。物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。そして他人の弱さを受け入れること―脱ひとり勝ち時代の生き方のルールを精神科医が提案。
●著者略歴
香山/リカ
1960年札幌市生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会批評、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
◾️自己紹介
あらためまして、こんにちは。Nanapapaです。
私も、子供の頃は、周囲の様々なものにしがみついて生きていた様な気がします。
「周りの人たちに自分がよく見られたい」、「他人に嫌われたくない」、という思いが強すぎて、自分らしさを失っていました。
成長するにつれ、いつの間にか自立することができ、今では香山さんが言うような「ふつうの幸せの大切」が分かる様になりました。
「もっと早くこの本に出会えていたら、あのとき変われていたかも」と思いつつも、他方で、「あのときの私がこの本を読んでも、その良さに気づくことは出来なかったかも知れない」とも思います。
いずれにしても、本は私たちに様々なことを教えてくれます。
◾️本書から得た学び
本書から得た学びは、以下の通りです。
●一般的な幸せを受け入れることが何よりも大事。
他人と比較しても何もよいことはありません。
毎日の同じ通勤ルートで見かける街並みや木々の光景、仕事が終わりに自宅へ帰ると待っているいつもの家族の笑顔。
そのような毎日変わらない当たり前こそ、かけがえのない大切なものである事に気づけると、心にゆとりが持て、他人と比べることもなくなり、平穏で自分らしく豊かな人生が送れるようになります。
●お金にしがみつかない
お金が第一という価値観を持っている方は、その様な価値観を捨てた方が、もっと幸せになれると思います。
確かにお金は大事ですが、最重要なものではなく、もっと他に大事なものが沢山あります。健康、家族との時間、仕事、趣味など、皆さんにも沢山の好きなこと、大切にしたいことがあると思います。
例えば、贅沢する必要はありませんので、好きな本を読むとか、高級店でなくてもよいので家族とたまに外食に出かけるとか、公園で運動や散歩をするとか、お金をかけずともできることは沢山あります。
自分なりの豊かなお金の使い方が見つかると、お金にしがみつかない、今まで以上に幸せな人生を送ることができます。
●生まれた意味、生きる意味を問う必要はない
「私が生まれた意味って何だろう?」「生きる意味って何だろう?」。私も、これらの様なことを考えて、悩んでいた時期がありました。子供の頃や社会人になりたての若い頃だったと思います。
ただ、これらの様な悩みは壮大な悩みであり、考えてもすぐには解決しません。
あまり難しいことは考えず、日々、自分のできることから少しずつ始めてみて、もっと自然に、楽に生きた方が、自分なりの幸せを発見できます。
そして、ある日突然、ふと「生まれた意味」や「生きる意味」が分かる時が来るかも知れません。いま無理して思い悩む必要はなく、時の経過とともに分かる日が来るのではないでしょうか。
●勝間和代を目指さない
本書を読んでみようと思ったきかっけは、勝間和代さんの『不幸になる生き方』(集英社新書)に、香山さんの『しがみつかない生き方』が紹介されていたからです。
その香山さんの本の中で、「勝間和代を目指さない」と書いてあったので、思わず笑ってしまいました。
勝間さんは、香山さんの本書を「分散の法則」で説明されていました。
1つのことにしがみつかず、複数の興味(例えば、仕事、家族、恋人、趣味、勉強など)を持ち、リスクを分散することにより幸せになれる、不幸になるリスクを下げることができる、という考え方だと認識しています。
私は、勝間塾生ですがカツマーではありません。勝間さんの本を読み、影響を受けたので、オンラインサロンというツールで、もっと勝間さんから学びを得たいと思い、入塾しています。
決して、勝間さんを目指しているわけではなく(目指すなんておこがましい)、勝間さんがおススメしていることの中から、1つでも2つでも自分に有益なものを吸収できればと考えています。
皆さんも著名人に憧れたり、お手本にしたいと思うことがあるかも知れませんが、いきなり彼らのレベルを目指すのは無謀ですので、まずはハードルを下げて、自分なりに出来る事から始めればよいと思います。
それらの積み重ねが、ちりも積もれば山となり、いずれ大きな成果へと繋がっていきます。
●恋愛にしがみつかない
恋人ができる前は自立していて活き活きと活動していた人が、恋人ができると途端に恋人に依存してしまい、我を見失って、不幸せになっていった事例を、本書では紹介しています。
私の周りでもよくある事例ですし、私も学生時代に経験があります。
今となって思うのは、「お互いに高めあえる関係を築けない人とは付き合うべきではないい」ということです。
恋愛しているときは夢中で、中々その様な思考になり難いですが、冷静に考えると、世の中には男も女もいくらでもいます。
たった1人に依存する必要はなく、お互いに高めあえない、ポジティブな関係を築けない様な人とは、さっさと分かれて、次の相手を探すことにエネルギーを使った方が、自分のためだけでなく、相手の方のためにもなると思います。
●家族にしがみつかない
本書では、「親は子供を愛するが、子は親を愛するわけではない。」「親は子供のために死ねるが、子は親の為に死るわけではない。」という言葉を引用していました。
「なるほど確かにそんなものかなあ」と思いました。
血のつながりがあるか否かの違いはありますが、家族の場合も、前述の恋人のケースと同じだと思います。
◾️To Do(今後、実践すべきこと)
本書を聴いて学んだことを実生活に活かすべく、以下を実践したいと思います。
- 一般的な幸せを受け入れることが何よりも大事だということを強く認識して、日々の生活を送る。
- お金にしがみつかない。自分らしい豊かなお金の使い方を大事にする
- 家族にしがみつかない。いい意味で、家族から自立する(依存しない)。
◾️最後に
普通の幸せを幸せと感じれることって、本当に素晴らしいと思います。毎日繰り返す、景色、物事、家族とのやり取りがあって、今の私がいます。
本日、紹介した内容の中から「自分も取り入れてみようかな」と思ったものが1つでもありましたら幸いです。ぜひ試してみてください。
また、興味を持たれた方は、実際に本書を聴いて(読んで)みてください。
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ご精読ありがとうございました。