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こんにちは、Nanapapaです。
今日は、最近、audiobookで聴いた本を紹介します。
嶋津良智 著『怒らない技術』(フォレスト出版)です。
自分は、どちらかというと怒りっぽくない方だと思っていたのですが、最近、気がつくと、週に1~2度は怒ってる、1日何回かはちょっとしたことでイライラしている自分に気づきました。
居候の義理の妹が朝にグラスを使っても洗わない、子供が駄々をこねて泣く、妻の言い方がきつくてカチンとくる、等々です。
決定的だったのは、妻から、「また、すぐ怒る」と言われたことです。
何度か言われたことがあったのですが、そのたびに「それは(怒ったのは)お前のせいだ。自分は怒りっぽくなんかない」と無意識に考えて反省していなかった様です(だから同じ過ちを繰り返してしますのですが・・・)
しかし、昨日、ふと、”もう一人の私”から声が降りてきました。
『お前は怒りっぽい性格だ』『怒るのは、他人ではなく自分の心の問題だ』と。
私の趣味は読書なので(先月は26冊読みました)、怒らない技術に関する本も、ここ1年で5~6冊は読んでいたのですが、その中でも私が一番好きな本書『怒らない技術』を、今日はご紹介したいと思います。
目次
本書の内容・著者紹介
本書の内容・著者紹介は、以下の通りです。
(以下は、Amazonから引用させて頂きました。)
本書の内容
自ら経営する会社を株式上場に導き「ビジネスマン」として成功、またシンガポールを拠点に「教育者」となり夢も叶えた著者のすべてのきっかけは、「怒らない」と決めたことだった。今日からイライラしない体質になるための「怒り・イライラと無縁になる25の習慣」を元・超短気の著者が自身の経験をもとに紹介。今すぐ怒り・イライラが消える11の特効薬付。
著者略歴
嶋津/良智
大学卒業後、IT系ベンチャー企業に入社。同期100名の中でトップセールスマンとして活躍、24歳の若さで最年少営業部長に抜擢。就任3ヶ月で担当部門の成績が全国ナンバー1になる。その後28歳で独立・起業し代表取締役に就任。翌年、縁あって知り合った2人の経営者と情報通信機器販売の新会社を設立。その3年後、出資会社3社を吸収合併、実質5年で52億の会社まで育て、2004年5月株式上場(IPO)を果たす。2005年、次世代を担うリーダーを育成することを目的とした教育機関、株式会社リーダーズアカデミーを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
本書の感想
怒らないテクニックに関する本は、巷に沢山ありますが、私が本書が最も好きな理由は以下です。
●原理原則(心の持ち方、有り方)を重視している。
怒った時の対処法について書かれた本は沢山ありますが、それらは対処療法であり、根本的な解決にはなりません。
ベストなことは、そもそも怒らないことです。そのためには、自分の考え方や心の持ち方を変えていく必要があります。
それこそが原理原則であり、根本的な解決法です。
●①原理原則(心の持ち方、考え方)→②イライラしない為に事前に何をすべきか→③怒ってしまった時の特効薬、の3部構成で書かれている。
この本の良いところの1つは、まず抽象論→そして具体論へと話を進めているところです。具体論やハウツー論に終始している本もあります(そういった本も、それはそれで役に立ちますが)。
そして、怒った時の特効薬の前に、イライラしそうな環境に遭遇しないためには事前に何をすべきかについて書かれている点です。
怒ってしまったらその時点でアウトなので、その前にイライラしないためには何をすべきかを学ぶことが重要です。
●当たり前の事しか書いていない
本書を読むと「当たり前の事しか書いてないじゃん!」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、「その通り!!」です。
怒らないための技術に裏技はありません。ちょっとした当たり前のことを日々積み重ねていき、自分の考え方・気持ちの持ち方をポジティブに変えていくことこそ大事です。
素晴らしいのは、本書に書いてある様なことでしたら、当たり前のことなので誰でも実践できることです。
当たり前こそ最も大事ですが、実は、その当たり前の事が意外と出来てない人が多いです・・・(私を含め)。
本書から学んだこと
本書から学んだことは、以下の通りです。
心を変える
・怒っても怒らなくても成果が変わらないなら、怒らず自分の思考を省エネ思考にする。
・怒りやすい人は早死にする。
・他人は変えられないが、自分は変えられる。自分のものの見方考え方価値観を変えるべき。自分が正しい、他人が間違っていると決めつけず、他人の話に耳を傾ける。
・過去は変えられないが、未来は変えられる。変えられる未来に集中して、変えられない過去は受け入れる。
イライラしない為に何をすべきか
・自分がいっぱいいっぱいにならないこと。
・準備を怠らないこと。
・身の回りを整理整頓きれいにすること。
・(よい意味で)目標を低く設定すること。
・大事な事は忘れること(頭の中に情報を詰め込み過ぎない、メモを取る)。
・ささいなことで自分を褒める。
・自信のあることにはわがままになる(過度に遠慮しすぎない)。
・「疲れた」「忙しい」「時間がない」と言わない。
・イライラしない環境に身をおくこと。
・イライラする状況から逃げること。
怒ってしまったときの特効薬
・「神様が自分を試しているに違いない」と思う。
・(イライラする状況に直面しても)
「これはちょうどいい」と思う癖をつける(逆転の発想、ポジティブ思考)。
・むかつく相手と会ったらラッキーと思う(逆転の発想、ポジティブ思考)。
・自分の価値観のスイッチを変える(その為には、読書や映画鑑賞がお薦め)。
・なんでも聞いてくれる、相談できる相手を作る。
・(悪いと思ったら)素直にすぐに謝る。
・ときには「まあいいか」の精神も大事。
・事態は変わるので、ちょっとだけ我慢する。
・上記で解決できないときは、寝る。
今後、実践したいこと(3つ)
本書で学んだことから、今後、以下の3つを実践したいと思います。
①自分がいっぱいいっぱいにならない。普段から心穏やかに冷静に。
②「疲れた」「忙しい」「時間がない」と言わない。
③イライラしたら逆転の発想をする。(「これはちょうどいい」)
最後に
怒らない技術にウルトラCはありません。当たり前のことを、毎日コツコツを積み重ねて、自分の心を高めていくことが重要だと感じました。
著者の言う通り、最も大事なことは命と時間です。怒ったりイライラして、自分の大切な命や時間を無駄にすることなく、自分の感情を自分でコントロールしていきたいと思います。
本日、紹介した内容の中から、参考になった点がが1つでもありましたら幸いです。
また、興味を持たれた方は、実際に本書を聴いて(読んで)みてください。
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ご精読ありがとうございました。