こんにちは、Nanapapaです。
私の趣味は読書（特にオーディオブック）です。週2冊・年間100冊を目標にしていて、今月で年間100冊を達成しました。予定の2倍のスピードで達成できたのは素直に嬉しいのですが、読んだだけでは意味がないので、（最近サボり気味でしたが）ブログ等でアウトプットを続けていきたいと思います。
今日は、最近、audiobookで聴いた本を紹介します。『プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中 「決まる！」7つの交渉術』（藤井一郎著、東洋経済新報社、1650円）です。
たまたまaudiobookの期間限定の聞き放題無料で、瀧本哲史さん（ディベートや交渉論で有名な方です）の『2020年6月30日にまたここで会おう』がアップされていたので聴いて以降、交渉系の本に興味があり、最近何冊か聴いています。
本書『プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中 「決まる！」7つの交渉術』は、「日本トップクラスの敏腕M&Aアドバイザー」という著者の肩書にぐっときて、思わずダウンロードしてしまいました。
目次
本書の内容・著者紹介
本書の内容・著者紹介は、以下の通りです。
内容紹介（「BOOK」データベースより）
日本トップクラスの成約数を誇る敏腕Ｍ＆Ａアドバイザーが初公開！行動経済学を駆使した最新の交渉術とは？価格交渉で絶対優位に立つには？自分の感情をどうコントロールするか？今日から使える「ビジネス交渉」の極意と技法。
目次（「BOOK」データベースより）
第１章 「交渉」を知らなければビジネス界では生きていけない／第２章 信頼ベースの交渉術／第３章 満足する交渉術／第４章 ワンランク上の心理交渉術／第５章 相手には知られたくない価格交渉術／第６章 これだけは押さえておきたい立場別交渉術／第７章 自分の感情をコントロールする方法
著者情報（「BOOK」データベースより）
藤井一郎（フジイイチロウ）
インテグループ株式会社代表取締役社長。早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業（小野梓記念賞を受賞）後、三菱商事株式会社に入社。台湾・中国市場の自動車関連プロジェクトに従事。その後、米国サンダーバード国際経営大学院にてＭＢＡを取得（全額学費免除の奨学金を得る）。米国シリコンバレーのコンサルティング会社Ｂｕｓｉｎｅｓｓ Ｃａｆｅ，Ｉｎｃ．にて現地ソフトウェア企業の日本進出をハンズオンで支援（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
本書からの学び・感想
本書の学び・感想は、以下の通りです。
「日本トップクラスの敏腕M&Aアドバイザー」ということで、どんな凄いテクニックが紹介されるのか？と期待していたのですが、特段、凄いテクニックはありません。
といっても「期待外れな本」ではなく、とても役に立ち勉強になりました。何事もウルトラCといった即効性のあるスキルはなく、大リーグで活躍したイチロー選手もそうですが、当たり前の事を継続する先に偉大な成果が待っていることを再認識させてくれる一冊でした。
ですので、特殊なスキルに関する説明はないのですが、交渉に関する基本的・学問的な知識の説明（例：BATNA、アンカー理論。チャルディーニの法則等）や、それを踏まえた著者の実体験（応用事例）が紹介されており、交渉術に関する体系的な教科書の様なイメージです。しかも、実務家の方が書かれているので、学校で使う教科書の様な堅苦しい表現はなく、非常に分かり易い表現で、すっと頭の中に入ってきます。
また、著書の中で「影響力の武器」「人を動かす」等の名著が紹介されており、著者の方が現在の地位を築かれたのは、才能があったからではなく（もちろん才能もあったのでしょうが）、それよりも物凄く勉強・努力をされた結果なんだということが強く感じられました。
最後に
本書を一言で表現すると「めちゃくめちゃ分かり易い交渉の教科書」といったイメージです。とりあえず交渉について網羅的に学びたいという方は、これ一冊聞けば(読めば)十分ではないかと思います。
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