こんにちは、Nanapapaです。
今日は、成毛 眞さんの「本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)」を紹介します。
Microsoft日本法人の本社長さんが書かれた読書に関する本です。
この本を選んだきっかけですが、いま読書に関することを調べていまして、その中でも本書は特にタイトルが気になりましたので選んでみました。
アマゾンのレビューを見ますと思った以上に点数が良くありません。
何故かと考えましたが、タイトルにもあるように読書をしない人はサルであるとか、庶民だとか、下々の者を見下すような上から目線の書きぶりが、評価を下げているのかもしれません。
しかし、本の内容の良し悪しと、言い方・書き方は本来分けて考えるべきと思います。言い方・書き方に対向を感じて大事な本との出会いを避けてしまうのは、もったいないと思います。
また、耳の痛いような話や、自分の考えとは違う意見こそ耳を傾けるべきで、そういった出会いの中から、普段聞けない貴重な意見との出会いがあります。
そんなことで、本書を読んでみました。
本書の中から1部、気になった箇所を以下紹介します。
他の人が探すだろうところから情報を集めていたのでは、他の人が思いつくようなアイデアしか生み出せない。
他の人が意識していないような素材の中にこそ、新しいアイデアのヒントが隠されているのだ。
なるほど、その通りだなと思いました。
今後は自分の好きなジャンル以外にも興味のないジャンルや、普段読まないようなジャンルの本も多めに読んでみようと思います。
まずは、家にある成功者うんぬんといった本を捨てるべきである。
人の成功はマネするものではない。自分がマネされる側に回らないと、成功など程遠い。
普段、成功者の本や自己啓発本を読むのがす好きな方は注意した方が良いかもしれません。
いわゆる「ノウハウコレクター」にならないように、はじめは自己啓発本に書かれたことを真似して実践していくことも大事ですが、それが習慣化できるようになった後には自己啓発本から離れて、自分なりのオリジナルを探していくことが重要かなと思いました。
読書に目的を持たない
読書は仕事に役立てるためにするもの、と決めこんでしまえば、自分が現在やっている仕事に関係する本しか読めなくなってしまう。
だが、仕事の幅を広げ、仕事のためのアイデアを生み出すのは、一見、仕事にはまったく役に立たなさそうな「今の仕事とは関係のない本」だ。
知識を機械的につめこむだけでは、人生を豊かに生きるための力はつかない。
「読書に目的を持つべきか?「については様々な読書に関する本で触れられており、賛否両論です。
個人的には「両方あり」「使い分けるべき「だと思います。
ビジネス本やノウハウ本は、仕事や何かやりたいことを達成するために読むものと思いますので、事前に目的をしっかり決めて読み読んだ方がよいと思います。
他方、小説のような本については、趣味や楽しみのために読むものだと思いますので、目的は決めずにリラックスした気持ちで気楽に読むのがよいと思います。
また著者が言うように、人間としての幅や人生の幅を広げるためには、自分のジャンルの本以外にも様々なジャンルの本を読むべきだと感じました。
他の本でお勧めしていたのは7対2対1の法則です。自分のジャンルについては7割、関連するジャンルについてには2割、全く関係ないジャンルについても1割の本を読むべきとお勧めしましたので、それを真似しようと思います。
本社の目次は以下の通りです。
目次を読むと、その本の全体的なフレームワークや言いたいことをあらかじめ掴むことができるので、オススメです。
本書の目次
はじめに――人生に効く「超並列」読書術
第1章 仕事も生活も劇的に変わる!「速読」かつ「多読」の読書術
●「超並列」読書術とは何か?
●なぜ1日に何冊もの本に目を通すのか?
●本は最後まで読む必要はない
●「クリエイティブ・クラス」になる読書術
●本当のようなウソ――情報への判断力はここで磨く
●すき間時間――だから「速く・深く・多く」読める!
●地頭がいい人、悪い人
●一目置かれる人のものの考え方
●一流の経営者は、みんなすごい量の本を読んでいる
第2章 人生を楽しみつくす読書術 人生は、読書でもっともっと面白くなる!
●「生きた証」を残せなければアリと変わらない
●人生は遊ぶためにあり、仕事も道楽のひとつである
●女王アリの読む本、働きアリの読む本
●まずは「成功本」を捨てよ
●本を読まない人間はサルである
●本嫌いの人とつき合う必要はない
●こんな「頭でっかち」なら将来有望
●「使える金」はすべて本に注ぐ!
●〝その他大勢〟から抜け出す生き方
●読書に目的を持つな
第3章 「人生を楽しむ力」と「読書量」 忙しい人ほど本を読んでいる!
●「自分の価値」は読書量で決まる
●真っ先に切り捨てるべき時間
●「合間読み」「ながら読み」の極意
●お金で時間を買う発想
●「行列」と「混雑」は二大ムダ
●「自分のための時間」を人に使われるな
●つねに「何か面白いことないかな」と考える
●時間は増やすより「生かす」こと
●「1日は40時間」と考える
●一見ムダな時間、これが大切
第4章 まずは「同時に3冊」から! 実践!「超並列」読書術
●自分にとってのいい本を選ぶための眼
●1を読んで10を知る本の選び方
●私が参考にしている書評家
●選択する本の幅を広げて、どんと10冊まとめ買い
●いい本を見抜く目を持て
●「かっこいい本棚」をつくろう
●読書メモはとらない
●読書を100%楽しむ法
第5章 「理屈抜きで楽しめる」読書案内 私はこんな本を読んできた!
●私の生き方・考え方を変えた本〈少年~青年時代編〉
●私がもっとも感化された本〈社会人編〉
●若いときは「仮説力を鍛える本」を読もう!
●35歳を超えたら「遊びのノウハウ本」を読もう!
●日経新聞だけは丹念に読む
●人生の糧になる本、ならない本
●「本は捨てない、借りない、貸さない」
●本は、大きな決断のときの判断材料となる
おわりに――本は「人生を楽しむ」知恵の宝庫である!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
成毛/眞
1955年、北海道生まれ。中央大学卒業後、自動車部品メーカー、アスキーなどを経て、86年、マイクロソフト株式会社に入社。91年、同社代表取締役社長就任。
2000年に退社後、株式会社インスパイアを設立。製造業をはじめとする企業に対し、投資コンサルティング業務を行う。
ビジネス界きっての読書家として知られており、多くの新聞・雑誌に書評を寄せている
内容(「BOOK」データベースより)
Audiobook.jpの無料体験はこちら:オーディオブック配信サービス – audiobook.jp本は最後まで読む必要はない、仕事とは直接関係のない本を読め、読書メモはとるな―これまでの読書術の常識を覆す、画期的読書術!あらゆるジャンルの本からの情報を組み合わせることで、新しいアイデアが生まれる。
「すき間時間」で本を読むことで、集中力が増す。どこを読み飛ばすのかを判断していくことで、決断力と情報収集力が身につく。
本を10冊同時に読めば、10倍人生が面白くなる。
最後に、本書の中ですごく前向きな記載がありましたので、紹介します。単純労働はこれからAIにとられてしまう時代の中、これぐらい自分を大切にしてわがままに尖った生き方も必要なのではないかもしれないと言うふうに感じました。
自分だけの人生なのだ。何も自ら自分の可能性を限定してしまうことはないだろう。
他人に迷惑さえかけなければ、やりたいことはすべてやってみればいい。
ひとつのことにかかりきりになるのではなく、いろんなことに並行して挑戦してみたら、新しい道が開けるかもしれない。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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