Nanapapaポジティブ日記

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【書評】橋下徹著『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた 』(PHP新書)。今読むべき最強のリーダーシップ本です。

 

こんにちはNanpapaです。

 今日は、橋下徹著『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた 』(PHP新書)を紹介します。

 

本書を選んだきっかけ

私が本書を読もうと思ったきかっけは、先月の毎日新聞を読んでいたら、ベストセラーランキングに掲載されていたことがきっかけです。自分が読書が好きなのと(月20冊くらい読みます)、会社員のため、マネジメントとかリーダーシップをテーマにした本には興味があります。

最近、『巨象も踊る』(ルイス・V・ガースナー (著), 山岡 洋一 (翻訳), 高遠 裕子 (翻訳))という、昔、IBMというアメリカの会社が経営困難に陥っていた時に、それを立て直した方の自伝を読んでいて大変感動したのですが、日本人の考え方や日系企業の文化には若干馴染まない部分もあり、「もっと日本人にあった」かつ「(教科書的な学者本やビジネス本ではなく)実務家の書かれた生の体験をもとにした本」を探していたところ、幸運にも本書と出会えました。

 

著者・本書の内容

 ルイス・ガースナーさんの本はさておき、著者は本書の内容については、ざっくり以下の通りです。

政治家になる前は、行列のできる法律相談所などテレビでの露出が多かったのでご存知の方も多いと思いますが、著者の橋下徹さんは、38歳で大阪府知事に就任し、42歳で大阪市長に就任され、数々の改革を成し遂げてきた方です。(といっても、私は本書を読むまでは、橋本さんが実施された改革の詳細を知りませんでした・・・)。記憶に新しいのは、残念ながら住民投票で僅差で否決されましたが、大阪都構想を実行しようとされていました。

 

本書の目次は以下の通りです。目次をさっと眺めるとどの様な内容が書かれているか、イメージが出来ると思います。

<目次>
第1章 まずは、人を動かす―実行のための人間関係、人事の要諦

第2章 本当に実行すべき課題はどう見つけるか―橋下流・問題解決のノウハウと、マインドの持ち方

第3章 実行し、信頼される人の条件とは―部下は結局、上司の背中を見て動いている

第4章 実行のための「ビジョン作り」と「チーム作り」―結果を出す「仕組み」はこう作る

第5章 上司を動かし、提案を通す―「トップの視界」を想像しながら仕事をする

第6章 情報を制する者は、組織を制す―強い組織は、情報共有の横串がしっかり入っている

第7章 日本と大阪を「実行できる組織」にするために―徹底的に考え抜かれた大阪都構想の実行プロセス

 

本書から得た学び

本書から得られた学びは、以下のとおりです。

 

本気でコミュニケーションを大事にする。

 

橋下さんはとにかく、とことん議論することを大事にするそうです。特に、反対意見をとことん聴くことの重要性を繰り返し書かれています。口で言うのは簡単ですが、実際に実行するとなると、莫大な時間・労力がかかるため、ついつい疎かにしていまいがちですが、私も反省して今後実行したいと思います。

また、自分のやりたいことを実行するテクニックとして、「反対派をあえて近くに置く(要職につける)」というのも『なるほど。そんな手があったのか』と思いました。そうすることにより、最終的には反対派の全員を味方につけることができます(内心は嫌々ながらかも知れませんが)。

そして、この中で最も重要なのは「最後はトップの決定に従うことを部下に約束してもらう」ことです。トップが決めたことに対して非協力的な態度・コメントをする人がいますが、そうなってしまうと組織のアウトプットが停滞していまいます。

 

トップの役割

「トップは大きな方針を打ち出し、具体的な実行計画は部下が行う」ことが重要です。細かなことまで口を挟みたがるトップや管理職もいますが、部下の方が知識や経験が豊富なので、頓珍漢な事を言って部下を混乱させたり、部下が忖度してもっと良いアイデアがあるのに言わないなど、組織として最高の成果を発揮しにくくなってしまいます。私もたまにマイクロマネジメントをしてしまうので、強く反省したいと思います。

 

その他、ぐっときたフレーズとしては、以下があります。

「人間関係を過度に気にせす、仕事をやり切ることの方が重要」

「部下が出来ないことをやる、部下が気づかないことに気づくのが上司の仕事」

「信頼関係の前提は仕事、とにかく仕事をやり遂げること」

 

組織論

組織論について、縦と横のラインががっちりかみ合った格子状の組織がよいです。ポイントは、縦のラインでは権限・責任を明確にすること、特にどの部署が「所管かを明確」にすること。そして、横のラインでは部門間の壁に「横ぐし」をさす仕組み、例えば部門横断的な会議等を組織内の仕組みとして作る事が重要です。

全社的な大きなプロジェクトを実行するときに、所管部門が不明確でどの部署も自分の部門がリーダー的な立場になりたがらない(他人事)、横の連携が不足していて重要なファクターが抜けちていた、なんて経験は皆さんないでしょうか・・・

 

全員「さん」づけ

橋下さんは、社内では年上も年下もすべて「さん」づけで呼んでいたそうです。些細な話ですが一時が万事、とても大切なことだと思います。役職名で呼ぶと、その時点で上下関係がはっきりしすぎて自由な発言が出にくい雰囲気になってしまいますし、部下に対して「くん」づけするのも上から目線の様な印象を与えてしまいます。最近は、社内では全員「さん」づけすることをルール化している企業も増えて来ているようです。

 

いさぎよさ

本書の内容の紹介ではありませんが、橋下さんは、大阪府知事を最初の任期4年でやめ、大阪市長も始めの任期4年でスパッと辞められたのが、大変いさぎよくて素晴らしいと思います。飛ぶ鳥後を濁しまくる人が多い世の中、橋下さんの引き際はとても潔く、晴れ晴れとしたものでした。

 

さいごに

本日ご紹介した内容の中で皆さんの参考になる点がありましたら何よりです。また、プログや要約を読むだけでは読んだ内容が自分の血肉とはなりませんので、興味を持たれた方はぜひ本書を実際に読まれてみてください。たった1冊の本で皆さんの人生が劇的に変わる・良くなるきっかけとなることが出来たら、何よりの幸せです。

ご精読ありがとうございました。ではでは。

 

今回ご紹介した書籍は以下です。

 

 

活字が苦手な方は、オーディオブックでも出ているので聴いてみてください。

c2.cir.io