Nanapapaの耳活&タイ移住日記

忙しいビジネスパーソンでもサクッと読める学びを毎日ご紹介します!

【書評】『超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける』(五百田達成 (著)、ディスカヴァー・トゥエンティワン出版)

こんにちは、Nanapapaです。

今日は、『超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける』(五百田達成 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン出版)を紹介します。

いままでは雑談の事を「雑」に考えていたのですが、雑談も立派なテクニック、よい人間関係を構築する為には必須のスキルであることを本書で学びました。確かに、この内容なら80万部突破するだろうという納得に一冊です。

 

目次

 

本書の内容・目次(アマゾンより)

「人見知りの私でもできました」と反響多数!コミュニケーションの達人五百田達成が、「雑談」のコツをすぐに実践できる形で紹介。

<目次>1章 基本の7ルール 2章 初対面編 3章 知人/飲み会編 4章 職場/ビジネス編

 

著者経歴(アマゾンより)

五百田達成 いおた たつなり/作家・心理カウンセラー。 米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。 東京大学教養学部卒業後、角川書店博報堂博報堂生活総合研究所を経て、五百田達成事務所を設立。個人カウンセリング、セミナー、講演、執筆など、多岐にわたって活躍中、著書『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『話し方で損する人 得する人』(以上、ディスカヴァー)はシリーズ70万部を超えている。

 

感想・学び

雑談の目的は?

ズバリ、雑談の目的は「人間関係の構築」です。と聞くと、「確かにそうかな」「当たり前のことじゃん」等と思うのですが、本書を読むまでは、そこまで雑談の目的の重要性について意識していませんでした。というか、できるだけ雑談から逃げていました。

今までは、「雑」=「やりかたが念入りでなく、大ざっぱなこと。」の意味で捉えがちでしたが、今後は、別の「雑」の意味=「いろいろなものが入りまじっている」に注目して、色々な話を織り交ぜながら、初対面の人や会社の人等との信頼関係の構築に努めることの重要性を再認識しました。

  

雑談にも「しきたり」あり

雑談にも「しきたり」があります。ビジネスに関する会議や商談の会話と雑談とは、話し方が異なるので、使い分ける必要があります。

雑談の基本ルールは、次の通りです。

面白さはいらない。とにかく会話のラリーを続けばいい。

○情報交換するのはNG → 気持ちを伝えるはOK。特に、自分の体験+気持ちを伝えることが重要。

聞き方について、否定+批評はNG →肯定+共感がOK。

○腹八分で切り上げる。雑談は人間関係の入口に過ぎないので、適度に手を抜くのがポイント。

○会話が止まったら、「自分の話に戻す」。会話をつなごうと無理やり話題を出しても余計にドツボにハマるだけです。そんなときは、遠慮せず、自分の身近な話や体験談を話すことで、話が発展します。

初対面の人との雑談の場合「こんにちは!(名前)です」という挨拶から始める。共通の知人の話はNG。「趣味は?」と聞くのもNG→「最近ハマっていることは?」と聞くのはOK。

○鉄板ネタは、「食べ物の好き嫌い」について。ただし、批評やコメントするのはNG →肯定+共感はOK。好き嫌いについて話すのはOK→良い悪いについて話すのはNG。

○質問ばかりでも相手が不安になるので、適度にこちらも話すこと。適度な会話のラリーが重要。自分の話が3割:相手の話が7割がベストバランス。

○マウンティングしてくる人と遭遇したときの対処法→すぐ逃げる。

○絶対NGな雑談内容は、噂話と悪口。

 

上司・お客さんと雑談するときのスタンス

上司やお客さん、それから年長者と雑談するときは、次のテクニックが有効です。それは、”生徒役を演じて、下から「教えてください!」のティーチングスタイル”です。たまたまですが、私も偶然に、このスタイルを使って上手くいった経験があります。

実際は、こういった方々の話は、本当にタメになりますし、学びが多いと思います。

 

最後に

本書を読むまでは、雑談だからと甘く見ていたことを反省しました。雑談の目的は「人間関係の構築」ということを肝に銘じて、今後は、雑談を避けずに、自分から積極的に話しかけていかなければと感じました。

今後、多くの仕事はAIに取って代わられるという話もありますが、心のこもった雑談やコミュニケーションはAIにはできません。雑談を含めたコミュニケーション力を磨くのが、今後、私たちが生き残るカギかも知れません。

興味を持たれた方は、実際に本書を読んでみてください。より深い気づきや学びが得られます。


 

耳読書派の方は、こちらをどうぞ。

Audiobook.jpの無料体験はこちら:オーディオブック配信サービス – audiobook.jp

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。