こんにちは、Nanapapaです。
今日は、『人もお金も動かす 超スゴイ!文章術』(金川 顕教著、すばる舎)を紹介します。
本書を読んでみようと思ったきっかけですが、本書の目的が「読者目線の文章を書くことによって、読者の目的や夢を達成することを手助けすること」というフレーズに惹かれたからです。
ついつい自分が書きたいことを書いてしまい、独りよがりな文書になってしまいがちですが、(外部へ公開する)文書の本来の目的を再認識させてくれる1冊です。
目次
本書の内容(アマゾンHPより)
時間、お金、結果、フォロワー、ぜんぶ手に入る! SNS社会の到来で、個人をブランド化できる「ビッグチャンス」があふれる一方で、終身雇用などもはや崩壊の一途……。来たる令和時代、個人の評価を左右する最重要スキルとなるのが「文章術」です!
仕事でも、副業でも、プライベートでも、すぐに生かせて一生廃れない高コストパフォーマンスな「文章術」を身につけて、できる人になりましょう!
著者について(アマゾンHPより)
経営コンサルタント、ビジネスプロデューサー、投資家、事業家、作家。 大学在学中に公認会計士試験に合格し、有限責任監査法人トーマツ勤務を経て独立。不動産、保険代理店、出版社、広告代理店など様々なビジネスのプロデュースに携わる
ビジネス書、自己啓発書、小説など多岐にわたるジャンルで累計20万部以上。著書は、『時給思考』(すばる舎)、『仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい』(SBクリエイティブ)、『すごいチーム』(KADOKAWA)、『年収300万円の人の悪習慣 年収1000万円の人の良習慣 年収1億円の人のすごい習慣』(サンライズパブリッシング)など多数。
本書の感想・学び
文書を書くにあたり一番大切なことは?
文書を書くにあたり一番大切なこと、それは「読者目線」です。そのためには、以下の内容に注意する必要があります。
・常に読者の視点に立つこと。誰のために書くのか?何のために書くのか?を考えること。読者=ターゲットを考える際に、以下のメモが参考になります。
・SNSで文書を書く際のポイントは、読者に「共感」を与え「応援者」になってもらうこと。
・読者が〇〇できない理由を先回りして説明することにより、より読者目線の気の利いた文書になります。
・想定される読者の方のcan’t(何ができないのか?何に困っているのか?)を考え、そこからwant(何を欲しているのか?)について想像し有益な情報を提供する。
分かりやすい文章を書くこと
文章は色々な方に読まれる可能性があるので、「誰が読んでも分かりやすい文章」を書く必要があります。本書で紹介されている分かりやすい文章をかくコツの一部を紹介しますと、以下の通りです。
・句読点に気をつけること(少なすぎるのも多すぎるのも良くない)。一文が長くならないようにすること。適度に改行することなどなど、昔、学校の国語の授業で習った様な内容です。こういう基本的なことは、やはり大事です。
・1記事1メッセージ。重要なメッセージを何度も繰り返す(はじめと中頃と終わりに3回)。
・具体的な数字やデータを使って根拠を見せる。
・文章の内容がなかなか書けない、筆が進まないときは、小見出しから書いてみるとよい。
・whyとwhat(なぜ必要?何が必要?)が8割、how(どうする?)が2割の割り合いで説明するのがバランスがよい。
・いちど読者の目線まで降りて目線合わせをする。
・全ての人に好かれる文章を書くのは無理。しかし、反感を買わない文書を書くに越したことはない。
・達人を真似る、写経する。ただ言い回しを覚えるのではなく、様々な角度から分析して、なぜこれを書いたのかなどを考えるのがポイント。
意外な盲点
・プロフィール手を抜かないこと。自分のストロングポイント、実績、人柄などをコンパクトに書くとよい。
・推敲する。推敲する際は、編集者目線(誤字脱字等をチェック)と読者目線(読者のニーズを考えた文章になっているか)の2つの視点でチェック。
最後に
本書は、191頁とコンパクトにまとまっていて、難しい内容も書かれていません。初心者にも分かりやすい内容です。
本書を読んで学べば、文章を書くことにより自分がハッピーになれて、なおかつ読者の方にも喜んでもらえる、目標や夢を叶えるきっかけを与えられる、そんな素敵な未来を作ることができる1冊です。
本日紹介した本は、こちらです。
耳読書派の方は、オーディオブックでも販売されています。
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最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。