こんにちは、Nanapapaです。
今日は、いま私が一番好きな本の中から、特に好きな名文「今日だけは」をご紹介します。
目次
「今日だけは」を見つけたきっかけ
この「今日だけは」は、デール・カーネギーの『道は開ける』の中で紹介されていました。本書は、あらゆる人間に共通する「悩み」の実態とその克服法が書かれています。
元々、同著者の「人を動かす」は前から読んでいたのですが、本書「道は開ける」はノーマークでした。
一時期の私は、何でも他責にしていて、些細なことでも腹を立てていました。この様な自分の未熟さのせいで、家族(特に妻)に対しても些細なことで怒りをぶつけて、家庭の雰囲気はとても悪かったです。
そんな中、本当にたまたま本書「道は開ける」を読んでみたところ、私のイライラや悩みを全て解消する術が本書には書いてありました。
その内容を愚直に実践したところ、最近、妻からは「あなたは変った」と褒めてもらえ、妻や娘との関係も絶好調です。まさに、私の人生を変えてくれた大切な一冊です。
「今日だけは」
一、今日だけは、幸福でいよう。リンカーンは「たいての人々は、自分で決心した程度だけ幸福になれる」と言ったが、まったく至言である。幸福は内から生じる。外部のことがらではない。
二、今日だけは、自分自身をその場の状況に順応させて、自分の欲望のためにすべてを順応させることを控えよう。自分の家族も仕事も運も、あるがままに受け入れて、自分をそれに合わせよう。
三、今日だけは、体に気をつけよう。運動をし、身体を大切にし、栄養を取ろう。肉体を酷使したり、軽視することは慎もう。そうすれば、身体は意のままに動く完全な機械になるだろう。
四、今日だけは、自分の精神を鍛えよう。何か有益なことを学び取ろう。精神的な無精者にはなるまい。努力と思考と集中力を必要とするものを読もう。
五、今日だけは、魂の訓練のために3つのことをしよう。だれかに親切をほどこし、気づかれないようにしよう’。ウィリアム・ジェームズが教えているように、修養のために少なくとも2つは自分のしたくないことをしよう。
六、今日だけは、愛想よくしよう。できるかぎり晴れやかな顔をし、おだやかな口調で話し、礼儀正しくふるまい、惜しげなく人をほめよう。他人の批判やアラ探しをつつしみ、他人を規制でしばったり、戒めたりすることをやめよう。
七、今日だけは、今日1日だけを生き抜くことにして、人生のあらゆる問題に同時に取り組むことをやめよう。一生のあいだ続けるとしたら、嫌気のさすような問題でも、12時間ならば我慢できる。
八、今日だけは、1日の計画を立てよう。処理すべき仕事を1時間ごとに書きだそう。予定通りにはいかないかも知れないが、ともかくやってみよう。そうすれば、2つの悪癖〜拙速と優柔不断〜と縁が切れるかも知れない。
九、今日だけは、たったひとりで静かにくつろぐ時間を30分だけ生み出そう。この時間を使い、時には神について考えよう。人生に対する正しい認識が得られるかも知れない。
十、今日だけは、恐れないようにしよう。特に幸福になることを恐れたり、楽しいものを楽しむことを恐れたり、愛することを恐れたり、私の愛する人が私を愛していると信じることを恐れないようにしよう。
最後に
デール・カーネギーの著書は、「人を動かす」が圧倒的に有名かも知れませんが、「人を動かす」には他人とよい関係を築くためのコツが書かれています。
しかし、その前にまずは自分の心や人格を高める事が先にやるべきことだと思います。
ですので、「人を動かす」もぜひ読むべき本ですが、読む順番は「道は開ける」→ 「人を動かす」が理にかなっているかなと思います。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
本日ご紹介した本は以下です。
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