こんにちは、Nanapapaです。
今日は、マルクス・アウレリウス著、
「超訳 自省録 よりよく生きる 」(ディスカヴァークラシックシリーズ)を紹介します。
おしながき
- 本書の目次
- 著者について
- 内容について
- 感想
- 最後に
1. 本書の目次
本を読み始める前に、まず、「目次、はじめやおわり、表紙、帯書き」などを眺めて全体像掴んでから読め始めると、読書の効果が高まります。
選書の際にも、上記箇所を眺めてから買うと、本選びに失敗するリスクが減るので、オススメです。
本書の目次
はじめに マルクス・アウレリウスと「自省録」について
- 「いま」を生きよ
- 運命を愛せ
- 精神を強く保て
- 思い込みを捨てよ
- 人の助けを求めよ
- 他人に振り回されるな
- 毎日を人生最後の日として過ごせ
- 自分の道をまっすぐに進め
- 死を想え
2. 著者について
本書の著者は、マルクス・アウレリウス(紀元121〜180年)という、第16代のローマ皇帝です。
学生時代に世界史を勉強された方は聞いたことがあるかも知れませんが、ローマ帝国がもっとも栄えたと言われている時代の「五賢帝」の1人です。
私は高校の時に世界史選択だったのですが、著者の名前(正確には、マルクス・アウレリウス・アントニヌスといいます。)が長すぎて、なかなか覚えられなかった経験があって、逆に40歳を過ぎても著者の名前を覚えていました。笑
この方、とても変わっていて(と言ったら失礼ですが)、本当は皇帝ではなく哲学者になりたかったという人です。
「皇帝になりたくなかったなんて、何てことを言うんだ」と思うかも知れませんが、皇帝になるくらいの人だって人間です。子供の頃の夢もあれば、些細なことで思い悩む日々もあるんですね。(当たり前ですが。)
本書は、そんな「哲学者になりたかったローマ皇帝」がつづった自分を省みる記録です。
ちなみに、ちょっと古いですが、昔大ヒットしたハリウッド映画『グラディエーター』には最晩年のマルクス・アウレリウスが、映画化もされたヤマザキマリさんの漫画『テルマエ・ロマエ』の中にも青年時代のマルクス・アウレリウスが登場しています。
3. 内容について(Amazonより)
2000年間読み継がれてきた名著です。
マンデラ元南アフリカ大統領ほか各国のリーダーが愛読、シリコンバレーの起業家たちも注目している、本当は哲学者になりたかったローマ皇帝による人生訓。
4. 感想
デール・カーネギー(「人を動かす」「道は開ける」)やスティーブン・コヴィー(「7つの習慣」)などと言ったロングセラー本で、本書「自生録」の引用が何度も紹介されていて、『いつか読んでみたい』と思っていた本でした。
自己啓発本が好きな方には、ぜひ読んでいただきたいバイブルの様な本です。
「今を生きなさい」とか、「今日を人生最後の日だと思って生きなさい」といったアドバイスは、多くの自己啓発本で出てきますが、『この本ががルーツなんだ!』と思わず感動してしまいました。
本書は、マルクス・アウレリウスが寝る前に自分を省みて書いた本で、もともと他人に見せたり本とした出版することを予定していなかったものなので、日記やメモ書きの様に文章が羅列していて、内容が体系的に纏まっていません。
本書は、そのような脈絡なく非体系的に書かれた日記を、約半分に集約してなおかつ見出しをつけ体系的にまとめてくれているので、非常に分かりやすく頭にすっと入ってきます。
5. さいごに
本日紹介した本はこちらになります。
著者マルクス・アウレリウス
本のタイトル:超訳 自省録 よりよく生きる
出版社:ディスカヴァークラシックシリーズ
価格: 1870円
ページ数: 231ページ
出版日:2019/4/27
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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