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こんにちは、Nanapapaです。
今日は、最近、audiobookで聴いたお薦めの本を紹介します。
上念 司著『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済 (講談社+α新書)』です。
◾️目次
- 本書のあらすじ・内容
- 本書から得た学び
- To Do(今後、実践すべきこと)
- 最後に
◾️本書のあらすじ・内容
本書のあらすじ・内容は、以下の通りです。
(以下は、BOOK☆WAKERから引用させて頂きました。)
「日本のネットベースの国債は200兆円以下」「国には借金はあるが金融資産が大半の600兆円以上の資産を持つ」……なんでこんな常識を、新聞やテレビは伝えないのか? 消費税増税や金融緩和では、財務省や日銀の思惑を忖度して「ヨイショ記事」ばかりを書いてきた。なぜ「官報複合体」は、かくも強固に結束しているのか? そのカラクリを全て満天下に!
◾️本書から得た学び
本書から得た学びは、以下の通りです。
新聞の内容を100%信用してはいけない
本書のジャンルは経済書ですが、私にとって本書から得た最大の学びは、「新聞の内容を100%信用してはいけない」ということです。
今までの私は、読書する時間がなくても、新聞だけは時間をかけて読んでいました。
新聞を読めば、国語の勉強になる、幅広い知識を得ることが出来ると考え、学生の頃から読んでましたし、朝日新聞の天声人語を切り抜いてスクラップしてたりしていました。
そして、新聞に書いてあることは全て正しいことであると、無条件に考えていました。
しかし、よくよく考えると当たり前のことですが、例えば新聞の一面が各紙によって違う様に、新聞に載せる記事は、新聞社の都合のよい様に取捨選択できますし、内容だって新聞社へ影響力を持つ人・団体に都合の良い様に編集することも出来ます。
本書と出会えたことにより、この様な新たな視点を持つ事ができました。
日本は財政破綻しない
「日本はいずれ財政破綻する」という趣旨の新聞記事やニュース報道を度々目にしていたため、漠然とした不安感を持っていました。
特に、私は海外で生活しているので良いのですが、ひとり日本で生活している母の事を考えると、とても不安な気持ちで一杯でした。
しかし、確かに日本の借金は約1000兆円ありますが、他方で700兆円の資産があり、その多くは金融資産であるという事について、この本で初めて知りました。
母を、将来不安な日本へ住まわせるくらいなら、いずれはタイへ連れて来たいと思っていました。
しかし、日本が財政破綻する可能性が低いのであれば、年金制度や健康保険がタイに比べて圧倒的に充実している日本で暮らすのが望ましいです。
ゼネラリスト型の限界
著者は官僚の能力に対して非常に辛口でしたが、私は、やはり難関試験を突破したエリートの方々は、相対的に優秀な方ばかりだと思います。
その様な優秀な人たちのパフォーマンスを発揮できなくさせているのは、保守的な環境に加えて、日本特有の「ゼネラリスト型」のキャリアパスが限界を迎えているためだと考えます。
欧米では、「スペシャリスト型」が主流であり、私の暮らすタイでも圧倒的にスペシャリスト型です。
ジョブローテーションという考え方は一般的ではないですし、人事異動もほぼありません。
また、タイもそうですが、転職は良いことと一般的に考えられています。
数年おきに転職を繰り返すことにより、将来なりたい自分とって今足りないスキルを補える会社へ移転し、かつ、給与やポジションを上げていくのです。
日本のジェネラリスト型のキャリアパスは、終身雇用を前提に考えれています。
様々な仕事を経験しますが、結局、器用貧乏で専門性のない人を作ってしまうという弊害があります。
昨今では、日本でも「ジョブ型」雇用へ制度変更を試みている企業が出てきていますが、グローバルスタンダードではこちらが主流です。
公務員にも、ジョブ型雇用およびスペシャリスト型のキャリアパスが必要ではないかと思います。
◾️To Do(今後、実践すべきこと)
本書を聴いて学んだことを実生活に活かすべく、以下を実践したいと思います。
- 新聞を読まない。
- 日本の財政について心配しない。
(日本のバランスシートを定期的に確認する)
- ジョブ型、スペシャリスト型に対応できる様な、知識・経験を磨く。
◾️最後に
本日、紹介した内容の中から、皆さんにとって参考になるものが1つでもありましたら幸いです。また、興味を持たれた方は、実際に本書を聴いて(読んで)みてください。
audiobookの聞き放題プランを30日無料でお試しできます。
ご精読ありがとうございました🙇♂️